今日はFX自動売買ツールの無料モニター案件について書いていきたいと思います。
世の中には数多くのFXツールの無料モニター案件がありますが、『実際に使って稼いでいる人いるの?』という疑問を持っている人も多いと思います。
そのような疑問を持っている方のために、
この記事で分かる事
・なぜ無料で提供するのか。モニターを募集するワケ
・無料提供されるツールのロジック
・無料ツールは使っても大丈夫なのか、そもそも勝てるのか。
について解説していきます。
なぜ無料で提供するのか。モニターを募集するワケ
そもそも、なぜ無料モニターを募集するのか。
ここに答えがあるのですが、単純にツールを提供する側というのは証券会社のアフィリエイトを行っています。
無料モニターを募集し、モニターには提供側が提携している証券会社に口座開設をしてもらい、その口座にツールを接続し取引してもらいます。
証券会社からは取引する毎に、手数料から支払われるIB報酬が支払われるので、その報酬が提供側の利益となっている、というわけです。
なので、とにかくツールを使ってくれる人を集めないと利益にならないので無料で提供しているというわけですね。
無料提供されるツールのロジック
無料提供されているツールの多くはナンピン系、スキャルピング系のツールが多いのが特徴です。
何故かというと、証券会社から貰えるIB報酬は取引を行わないと発生しないので、スイングなどの長期保有するロジックでは、取引回数が少ないので利益が得られません。
その為、少しでも多く取引をこなすためにスキャルや、ロットが大きくなりやすいナンピン系のロジックを組み込んでいるものが多くなります。
無料ツールは使っても大丈夫なのか、そもそも勝てるのか
無料モニターを募っているFX案件の多くは月利30%以上!というような謳い文句のものが多いですね。
実際に出せるのか、と言えばナンピン系であればロットを上げて運用し溶けることなく運用出来れば、ツールのロジックにもよりますが月利50%以上出すことも十分可能です。
では勝てている人はいるのかという話ですが、実際にはいます。しかし全員ではなくごく一部の人間というのが実情ですね。
ツールというのは何も考え無しで稼働させっぱなしでは、ナンピン系であれば間違いなく100%溶けます。
レンジ相場内で稼働させている分には利益を積み上げていきますが、押し目の無いような強いトレンドが発生した時点で、かなり含み損を抱えることになり、ロットを上げていた場合は即資金を溶かすでしょう。
無料ツールの謳い文句で、ツールが勝手にトレードしてくれるので初心者でも安心!というような事が書かれていますが、それは大きな間違いです。
トレード自体はツールが行うので初心者でも簡単に使えますが、自動で損切を行うツールは無料ではほとんどなく、あくまでロジックで動くので、指標や大統領選などのイベント時の稼働のタイミング自体は自分で決めないといけません。
ハッキリ言って初心者ではそのような判断は出来ないです。
ツールのコミュニティなどで意見交換をしながら稼働している人達もいますが、結局は資金量や考え方も違うので変なバイアス掛かるだけで個人的にはあまりお勧めしません。
ツールを使うのであれば、どのようなロジックでどのような相場に強いのか。
相場が逆行した際にどれくらいのポジションを保有しどれだけの含み損を抱えるのか、またどれくらいの利益で利確するのかなど、ロジックはある程度分かっていないと使いこなせません。
無料モニター募集は、使ってもらわないと利益にならないので良いことしか書いていません。
本当に月利50%など、何も考え無しに稼働させて稼げるのであれば、世の中、億万長者ばかりです。でもそのような人は無料モニター案件の中には出てきていませんよね。それが答えです。